加圧トレーニングとは 短時間でも効果を発揮

皆さんは「加圧トレーニング」というワードを聞いたことはありますか?
かなり前から名前だけでも聞いたことがある、という方も多いのではないでしょうか。
今回はこの加圧トレーニングについてご紹介していきたいと思います。


加圧トレーニングとは?

そもそも、いったい加圧トレーニングとはどんなものなのでしょうか。
実は意外と古いトレーニング方法であり、方法が確立されたのは1966年頃と言われています。
方法としては手足を締め上げて圧力をかけて、血流を制限させて行うのが特徴的です。
主なメリットは以下があげられています。

加圧トレーニングのメリット

1.短時間で効果がでる

腕と足にそれぞれ圧力をかけて行うこのトレーニングは所要時間は10分~15分が最適と言われています。
腕と足の両方のトレーニングを行ってもわずか30分でトレーニング効果が表れるので、仕事で忙しい方にもオススメのトレーニング方法と言えます。
なぜ効果が出るのか……その理由は血流を制限させることで血中の乳酸濃度が上昇して成長ホルモンの分泌が多量になること、また血流を制限させることで筋肉内の低酸素化を行うことで筋線維が強化されていくことがわかっています。

2.負荷を強くしなくても効果がでる

通常、筋トレで効果を出すにはできる限りの強度の負荷をかけて決められた回数をこなすことが必須なのですが、加圧トレーニングの場合はそこまで負荷の強度を上げなくても効果があらわれるようになるため、筋トレに対してのメンタル面を大いに改善してくれる(例:体力に自信がないなど)かと思います。

3.コリをほぐすのにも効果的

加圧トレーニングは血流を制限させるため、腕または足の血管に一時的に血液を滞留させます。
そうするとせき止められた血液は他の流れる場所を探すようになるのですが、これが毛細血管を拡張させ血管の内皮の柔軟性の向上につながってきます。
毛細血管の拡張と血管の内皮の柔軟性を向上させることで血流を良くし、冷え性やコリの改善などにも大いに効果的になることがわかっています。

このように効果的なメリットが多い加圧トレーニングですが、実はデメリットも存在します。

加圧トレーニングのデメリット

1.血流の制限に注意が必要

血液を制限させて高強度のトレーニングに近づけることが特徴のため、筋肉の血流が弱い方は注意が必要です。
まずは低強度の加圧トレーニングから始めていき、少しずつ様子を見ながらおこなっていくのが良いでしょう。

2.トレーナーさんに管理してもらう必要がある

加圧トレーニング自体が特殊なトレーニング方法のため、十分な経験を積んだトレーナーさんに管理してもらうのが一番望ましいでしょう。
通常のトレーニング方法とはメカニズムが違ってくるため、適切な負荷や回数などをトレーナーさんと一緒に確認していくのが良いと思います。

いかがでしたか?今回は短時間、低強度の負荷でも効果的なトレーニング方法、加圧トレーニングについてご紹介いたしました。
正しく行えばとても効果的なトレーニング方法ですので、ぜひ興味のある方はトレーナーさんとご相談した上で取り入れてみてください。



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